2001新潟遠征記
(2001/8/17〜20)
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 私は2001年8月17〜20日に新潟競馬場へ遊びに行きました。当初は遠征記などというものを書く予定はなかったのですが、私にとって印象深い遠征であったことや、師匠の京都人さんがお上手な遠征記をお書きになる影響を受けまして、師匠にはかなわないことを承知で書いてみることにしました。
 
 今回の遠征は名古屋から新潟まで車で敢行しました。というのも、これまで車で長旅をしたことがなかったので1度してみたかったこと、また新潟まで電車で行こうとすると東京回りの新幹線になってしまい財政的に苦しくしかも味気ない旅になってしまいそうだったので、今回は車で新潟まで行くことにしました。
 
 しかし、名古屋から新潟までは約500kmあります。貧乏旅行なので当然下道です。(^o^; 50km/hのペースで走っても10時間かかる計算になります。したがって、行きの17日、帰りの20日は1日つぶして本州を横断することになります。
 
 出発は朝7時。国道19号で長野に向かいます。途中の中津川までは何度も行ったことがありますので、よく知り得た道です。岐阜県瑞浪までは片側2車線なのでスムーズに走れます。そこから先は新潟まで片側1車線でした。(^o^; 途中の中津川で最初のピットインをし(笑)、眠気防止のガムを買います。しかし、これが後に悲劇を生みます(謎)。
 
 国道19号線はそのほとんどがJR中央西線に沿っています。そのJR中央西線は南木曽の次の駅十二兼から4駅先、木曽福島の2つ手前の倉本まで単線区間になりました。私は単線区間があることは知っていたのですが、もっと塩尻に近い方にあると思っていました。しかも、こんなに長いとは。その先、奈良井から塩尻の2つ手前の駅贄川の間も単線区間でした。国道19号にはいたるところに旧中山道の宿場町跡の看板が立っており、歴史の重みを感じます。
 
 2回目のピットインは木曽福島駅にしました。駅舎はいかにも観光用の木造建物で、20人ほど待合室にいました。しかし、電車の発車時刻を知らせる電光掲示板を見ると
上り(名古屋方面)
下り(長野方面)
特急しなの06号 10:29 (1) 
特急しなの08号 11:18 (1)
特急しなの07号 10:24 (2) 
特急しなの11号 11:23 (2)
と書いてあるじゃないですか。これから1時間半の間に特急しかない……(爆)。普段普通電車が普通にある生活に慣れてしまっている私は、このへんの人々は一体どうやって生活しているのだろう? と思ってしまいました。
 
 木曽福島を出て1時間もしないうちに塩尻に着きました。塩尻に入ってすぐ電気カミソリの替刃を買い(謎)、松本に向かって車を走らせるのですが、だんだん道が混んできました。そう、国道19号が市街を縦断していたのです。さらにお隣の松本まで市街を縦断したため、ここまで50km/hのペースで来ていたのがここにきて20km/hになってしまいました。ここまですでに4時間くらい経っていたので、この渋滞は応えました。帰りはこの区間だけは絶対高速乗ろうと心に決めたのでありました。まあ、競馬で勝てば全線高速なのですが(爆)。
 
 結局2時間かかって塩尻・松本を抜け、最初の給油をしました。やっぱり内陸部はガソリンが高いですね。名古屋よりリッターあたり10円違いました。やっぱり出発前に満タンにすればよかったと少し後悔しました。まあ、競馬で勝てばいいんです(爆)。再び山間部を50km/hで走り抜け、長野に入りました。長野はきちんとバイパスが整備されており、50km/hを保ちながら通り抜けられました。ここは競馬で負けても下道で大丈夫です(笑)。
 
 長野を抜けると国道117号,17号に入り、幅の広い川と道路に挟まれた田園が広がっていました。さすが信濃川ですね。木曽川は険しくいかにも「渓谷」という風景でしたが、信濃川はゆったりとながれており、こんなに北と南と違うものかと感心しながら走ったものです。ただ、運悪く長野と新潟の県境で小雨が降ってきました。
 
 新潟県の県境を越えると道路に2つの変化がありました。1つは信号。みんな縦向きについているんです。これは断面積を小さくすることで雪ができるだけ積もらないようにするためだそうです。もう1つは道路の中央分離帯に小さな穴が等間隔に並んでいること。どうやらこれは雪を溶かすスプリンクラーのようです。雪国新潟に入ったんだな、と実感させられました。まあ、今回は真夏なわけですが(笑)。しかし、山間部では気温が25度と涼しく、道中は窓を開けて走ったくらいです。
 
 新潟の地理には詳しくないので、何町,何市があったかはよく覚えていません(笑)。名古屋を出て9時間くらいするとだんだん町並みも都会的になり、看板を見ると三条に入ったとのこと。そういえば三条競馬場があったな、と思い地図を見ながら競馬場に入りました。事前に調べたところこの日は残念ながら開催はやっていません。しかし、門は開いていました。入ってもいいのかな、と思いつつ侵入(笑)。すると、実況の声はするのですが、スタンドには誰1人としていないんです。それはすごい奇妙な光景でした。10分ほど探索していると、ようやく人が見えました。地下のスタンドで盛岡競馬の場外発売をやっていたのです。なんだよぉ、やってるなら表にかいておけよなぁ、と思いつつ入ると最終レース締め切り5分前とのこと。仕方がないので、予想屋さんのところに貼ってあった専門紙の印を見てそのまま馬単を買いました。しかし、まともの予想もしていないので全くのハズレ。ただの記念馬券になりました(笑)。公営新潟競馬は存続が危ぶまれていまして、場外発売等をして必至にやっているのでしょうが、お世辞にも盛り上がっているとはいえませんでした。京都人さんとneonさんは14日に三条開催をご覧になっていたそうで、古馬は1650mと1700mレースしかなかったとのこと。しかし、この50mの差って何々でしょう(笑)?
 
 その後neonさんにご連絡を差し上げたところ、とりあえず新潟競馬場のある豊栄まで来て下さい、とのこと。三条から新潟までの国道8号は結構混んでいたのですが、このあたりの道はよくわからないので、帰りもおとなしく同じルートで帰るしかないのかぁ、とちょっと気を重くしてました。で、新潟市に入ったとたん道がひらけ、高速道路のような道になりました。そう、新潟市はバイパスがものすごく発達しているんです。国道なのに「○○IC」なんて書いてあって、さすが田中角栄の街だなぁ、と思いました(爆)。バイパスなのでどこが新潟の中心街なのかわからないまま抜けてしまったのですが、ここで1つ問題が発生しました。私が持っていた地図は新潟市で終わっていて、隣の豊栄の地図がなかったんです(泣)。とりあえず「競馬場IC」で降りて競馬場正門前に行きました。時計はすでに夜の7時近くを指していました。真っ暗で何も見えませんでしたが、立派な建物が建っているのがわかりました。明日からの闘いの場を確認し(笑)、neonさんに連絡を入れたところ、待ち合わせ場所は反対とのこと(爆)。言われたとおりに引き返し、無事neonさんにお会いできました。neonさんの第1印象は……。ここでは敢えて伏せておきます(笑)。
 
 その後ファミレスで3時間ほどお話しして、neonさんの家にお邪魔しました(結局3泊してしまったのですが……、neonさんありがとうございました)。で、その日は金曜日なのでneonさんは自分のホームページを更新されるということで、私はじっくり観察させていただきました(笑)。他人のホームページの更新っておもしろいですね。neonさんも迅速化のためにいろいろと工夫されていて、勉強になりました。あと、少しチャットしましたが、いつも自分の話し相手がこんなふうにキータイプしているのか、と思うとおかしくて仕方がありませんでした。
 
 いよいよ明日は新潟競馬観戦です。
 


 
 8月18日。2回新潟競馬3日です。この日は新潟ジャンプS(J・G3)が組まれていましたが、メインは1000万特別。neonさんは夕方まで用事があり、青森からいらっしゃるZEROくんはこの日の夕方に、札幌から東京経由で新潟にいらっしゃる京都人さんは次の日の朝に到着ということで、結局1人で観戦しました。neonさんの出発にあわせて競馬場に午前8時に到着したのですが、すでに門の前にはすごい人。指定席はとっくに売り切れたとのことでした。まあ、貧乏の私には関係ないんですけど(笑)。すると、開門を15分早めて8時45分にするとのアナウンスがありました。いやぁ、メインが1000万特別で開門が早まるとは。(^o^; お盆休みで東京方面から来ている人が多いんでしょうね。前出の角栄様によって新幹線1本で来られますから(笑)。スタンドに入ってからも「府中より狭い!」と叫んでおられる方がたくさんいらっしゃいました。をいをい、府中とローカル競馬場を比べちゃ駄目だって(笑)。まあ、中京より狭かったんですけどね(爆)。
 
 開門から好ダッシュの甲斐もあり、NiLS21スタンドのターフビジョン前に陣取ることができました。とりあえず、1Rから順番に予想。いつもは前の晩から予習して臨むのですが、今回は予習なしで現地で予想ということで、眠たい頭をフル回転させて予想します(笑)。しかし、関東のレースは難しいですね。関西だとほとんどの人が競馬ブックを持っているので、オッズも印通りで参考になるのですが、関東では1馬など関西では発売されていない新聞を持っている人が多く、ブックの印もアテにならなくなるのが痛いです。別に印通り買うことはしませんが、関東では穴を狙ったつもりが実は本命だったということがよくあり、いつも頭を悩ませています。
 
 ここで朝食(吉野家の牛丼)をとったのですが、何だかアゴに違和感が。そう、昨日11時間車に乗っていた際にずうっと噛んでいたガムのせいで、アゴが筋肉痛みたいになっていたんです(爆)。午前中はアゴが痛いのと格闘しながら予想しなければいけなくなってしまいました(泣)。
 
 いつものように1Rから順調に外していき(爆)、3Rを迎えました。3Rは3歳未勝利戦芝外回り1600mです。この日初めての外回りということで、気分転換も兼ねて写真を撮りました。ただ、今回の遠征ではカメラを用意す
ることができなかったので、望遠もついていない使い捨てカメラです(爆)。
正門から見たNiLS21スタンド(左)と
アイビススタンド
本馬場から見たアイビススタンド(右)と
NiLS21スタンド
芝外回り3コーナー
芝外回り4コーナー
残り300m
残り100m
望遠がないので馬は小粒にしか見えませんが、実際もこんなものにしか見えなかったので、逆に距離感が実感できるのではないかと思います。
 
 次の4Rはいよいよ3歳未勝利芝直線1000mです。この日唯一の直線レースなので、そのままラチ沿いで観戦しました。
芝直線スタート直後
残り700m
残り300m
残り100m
写真判定(1)
写真判定(2)
 写真をご覧の通り、直線1000mのスタート地点は見えません。まるで蜃気楼です(笑)。最初、スタートしたことすらわかりませんでした。外回りコースとの合流点あたりからようやく馬が走っているのが確認できます(笑)。この日は18頭立てで、2,9,17番の叩き合いだったので、内外大きく分かれての叩き合いになりました。さきほどの4Rの残り100mの写真と比べていただけるとわかると思います。証拠写真として小さいですが写真判定の様子が映し出されているターフビジョンを撮りました(笑)。ちなみに馬券はこの4Rで初日が出ました。直線1000mのレースが的中して大満足です。\(^o^)/
 
パドック
NiLS21スタンドから見た本馬場
 5Rではパドックと本馬場を撮影しました(本馬場の方はフラッシュ禁止ということで上手く映ってませんが)。見ていただければわかると思いますが、土曜日の5Rでこの人混みです。明日のアイビスサマーダッシュはどうなってしまうのだろう? と心配になりました。(^o^;
 
新潟JSの優勝馬ヒカルボシ(外)と
2着馬ロングランニング
カラ馬タイキアドミラル(笑)
 最後は10Rですが私にとってメインレースの新潟ジャンプSの写真です。さすが広い新潟! 1周目は外回りでしたが、2周目は内周りでした。残念ながら私の好きなブレーブテンダーはいませんでしたが、そのブレーブテンダーに2回勝っているロングランニングが出ていたので、この馬を軸にしました。結果は新星ヒカルボシが快勝。ロングランニングは2着で、見事的中しました。このレースもラチ沿いで見ていたのですが、戻ろうとしたときに馬の蹄の音がしてきました。そう、残念ながら途中で落馬してしまいカラ馬になったタイキアドミラルが、ゼッケンをずらしながら外ラチ沿いを走ってきたのです。これは! と思い、ついカメラに納めてしまいました(笑)。
 
 新潟ジャンプSが終わり、まだ2レースを残していますが、neonさんの情報によりますとメインレースが終わるとすごく道が混むということで、10Rが終わったところで脱出しました。その甲斐あって、渋滞に巻き込まれることなく、neonさんとZEROくんと会うために新潟市に戻りました。ちなみにこの日の収支は少しだけプラスでした。(^o^)
 
 予定よりも早く新潟駅に着いてしまったのですが、もちろん新潟駅周辺の地理はわかりませんので、とりあえず明日の競馬ブックを買い、おとなしく車の中で予習(笑)。そして、待ち合わせ時間になり新潟駅の改札前で待っていると、すぐZEROくんに会えました。しかし、すでにお会いしているneonさんはなかなか現れません。実は、朝neonさんを豊栄駅まで送っていったのですが、駅で「携帯を忘れた!」と(爆)。とりあえず、私の番号をメモって電車にかけこまれましたが、新潟駅についても連絡がないんです。で、この日の新潟は30度を超える暑さで、青森から来たZEROくんにとってはかなりの猛暑。まあ、私は名古屋が連日35度を超えていたので、気にはなりませんでしたが(爆)。とりあえず、冷房が効いているところに移動しようということになって、スーパーみたいなところに入ったところ、neonさんが「ども!」と(爆)。あっけにとられながらも、とりあえず会えたということで一安心。とりあえずお茶でも、ということでneonさんに案内されたのはなんとダイエーの地下のファーストフード。てっきり喫茶店に連れてってくれるのかと(爆)。まあ、みんな一息つけたところで、居酒屋に場所を移し、いろいろとお話ししました(途中でneonさんのお友達も合流、笑)。
 
 この日は早めにお開きにして、とりあえずZEROくんと新潟市でお別れし、私とneonさんは豊栄に戻りました。そして、2晩目のLOVELOVEな夜を迎えるのでした(爆)。
 


 
 8月19日。2回新潟4日です。この日は京都人さんが朝5時26分にムーンライト越後にて豊栄駅到着ということで、お迎えのお約束をしていました。目が覚めたのは午前5時だったのですが、neonさんはぐっすりおやすみの様子(今日も昼は用事)。起こすのも申し訳ないと思い、そおっと外出しました(笑)。
 
 豊栄駅に着いて数分後にムーンライト越後が入ってきました。私は東京に出るときにムーンライトながらをよく利用しますが、さすがにJR東日本と東海と会社が違うと車両も全然違いますねぇ。へぇ、と感心しながら見ていると、明らかに競馬場へ行く面々が降りてきました。思ったよりたくさんいて、タクシーが足らず乗り場の前で行列ができる始末。後ろの方から京都人さんが現れて「ど〜も」と。「あっ、車はこちらです」と案内し、行列の横を通り過ぎて競馬場に向かいました。まさにVIP待遇、京都人さんもさぞご満悦だったことでしょう(笑)。
 
 競馬場には前の日よりも2時間早い朝6時前にはついたのですが、すでに指定席は売り切れとのこと。まあ、関係ないんですけどね(爆)。前日よりすごい人で、さすがに初の直線重賞があるだけのことはあります。ここで、京都人さんと作戦を立てました。「入場門は2階、とにかく22番柱めがけて走る」。私はすでにベストポジションを知っているので、その利をここで活かさねば、と(笑)。これが馬券作戦でも前日の教訓を活かせればいいのですが……(爆)。
 
とにかく朝早かったので、京都人さんが一生懸命予想する傍らでうとうととしておりました。すると、開門は通常より1時間早い8時になるとのアナウンスが。メインが1000万特別の前日も15分早くなったくらいですから、これくらいでは驚きません(笑)。あとは作戦を実行するのみです。
 
 いよいよ開門のときがやってきました。私たちは前から3〜4番目のグループでしたが、すでに列は50mくらいできているようでした。2階ですらそんな感じでしたから、何も知らずに1階にいる人たちはすごかったことでしょう(笑)。
 
 そしてゲートが開きました。各馬……いや各人一斉にスタートしました。50m先のコーナーを回って直線、先頭は京都人、2番手にけっぱ、まだ22番柱に誰もいない、今、1着でゴールイン。2着けっぱでワンツーフィニッシュです(爆)。
 
 というわけで、何とか前日と同じポジションをキープ。席を取られないように京都人さんが新聞をひいて下さったのですが、何と新聞のタイトルが「ばんえいグランプリ」とか「荒尾アラブ大賞典」とか……。思わず大笑いしてしまいました(なお、京都人さんの遠征記はこちらを参照)。
 
 しばらくすると、京都人さんが私に何か見せたいものがあるということで、自動馬券発売機へ行きました。なんと、京都人さんは新潟12レース、札幌12レース、小倉3レースの計27レース分のマークシートを持っているではありませんか。大金とマークシートを次々と入れる京都人さん。JRAの発券機は最初にお金を入れて、何枚かマークシートを入れると、最後にまとめて馬券が出てきます。しかし、京都人さんのマークシートは多すぎるため、20枚入れたところで、なんと馬券が出てきちゃうんです(笑)。お金は返ってこないので、続いて次の20枚を入れられるのですが、もう1度馬券が出てきて、結局馬券の数は52枚になりました(爆)。「がはは」と京都人さんはご満悦のようでしたが、後ろに並んでいたオヤジが「なんだ、コイツ」とつぶやいたのを私は聞き逃しませんでした(爆)。
 
 そこで、私も少々ネタがありましたので、京都人さんをパドック横に案内しました。パドック横にはグッズ売場があったのですが、実は前日におもしろいものを見つけたんです。それが下の写真。
なんとハロン棒をかたどったボールペン(\500)が売っていたのです。これはダービーペン以来のHITで、私は2本、京都人さんはなんと5本も買いました。で、このボールペンにはくじがついていて、1等は折りたたみ自転車、以下帽子、キーホルダーで、スカがステッカーでした。でも、京都人さんと2人で「自転車と帽子はいらないよなぁ」と話しながらくじを開けてもらうと、私はキーホルダーが1つ当たりました。京都人さんはスカのステッカー5枚でしたが。(^o^;
 
 さてさて、そうこうしているうちに1Rを迎えました。京都人さんは札幌のレースも買っているのですが、ターフビジョンでは実況しないため、売場前のモニターと行き来しておられました。この日の新潟は2歳戦が2戦(新馬とオープン)組まれており、500万条件のレースもかなり難しそうだったので、午前中の3(2)歳未勝利が勝負だなと思っていたのですが、1Rでいきなり万馬券。しかも勝ったのはメイセイオペラの妹メイセイプリマでした。レース前に京都人さんに「メイセイオペラの妹が出てますよ」なんて噂をしていたら、本当に来てしまいました。私、1つのジンクスがあるんです。「買っていない馬の噂をすると来る」(爆)。昨年のスプリンターズSでも、知人と「そろそろ江田照男かなぁ」なんて言ってたら来ますし……(そのときは×を打っていたんですけど、馬券は買いませんでした)。結局2〜5Rもハズれ、あっさり勝負レースが終了してしまいました。(ToT) 一方、27レース買いの京都人さんは午前中5割的中でお口も滑らか(羨)。
 
 で、5Rの直前にZEROくんから電話が。「やっと着きました。」 どうやら、渋滞で新潟駅から競馬場まで2時間弱かかったそうです。競馬場内も前日とは比べものにならないほど混んできて、まるでG1があるかのような雰囲気でした。
 
 ZEROくんを席に案内して、私はパドックに向かいました。6Rの予想をするためです。6Rは2歳新馬戦が組まれていました。しかし、血統に詳しくない私がどう予想しろというのでしょう。ここまで当たっていないこともあり、開き直ってパドックでよく見えた馬を買おうと決めました。しかし、馬の見方なんてわかりません(笑)。適当にしっかり歩いている馬を3頭選び、ワイドのボックスを買いました。結果は見事2−3着。\(^o^)/ まさか、新馬戦で初日が出るとは……。
 
 このあたりで地元のタマルファイターの応援に来られたチッキさんと合流しましたが、7〜8Rもハズれ。9Rの2歳戦第2ラウンド・ダリア賞を迎えます。しかし、オープンとはいえJRA馬はたったの1頭。あとの7頭は地方在籍馬でした。軸はJRAの馬にするしかなく、かといってオッズ1.2倍の単勝は買えません。地方馬はいろいろなところから来ていましたが、ここで2日前に三条競馬場が盛り上がっていなかったことを思い出し、新潟以外から来ている馬3頭に流した枠連を買いました。その3頭のうち1番人気のない馬が2着に入り、見事的中。まさか2歳戦で2勝できるとは(笑)。
 
 私たちは朝からずうっとNiLS21スタンドにいたのですが、ここからだとアイビススタンドが邪魔で芝直線1000mのスタート地点から外回りとの合流地点まで見えないんです。おそらく、既存のアイビススタンドのことを考慮に入れずに新しいNiLS21スタンドを建ててしまった結果なのでしょうが……。そこで京都人さんから一句。
 
「これじゃあ、アイビスジャマーダッシュじゃあ!!!」
 
秘技京都人さんのダジャレが出たのですが、これは的を得て過ぎており、この名文句は殿堂入りしております(爆)。
 
 10Rも札幌記念もハズれ、いよいよメインレースのアイビスサマーダッシュを迎えます。私の予想は新潟経験馬が強いという説で、前走新潟日報賞を勝ったユーワファルコンを本命にしました。7万人は入っているのでは、と思われる観客が立ち上がり(実際は3万人しかいなかったそうですが、爆。それだけキャパシティーがないんですね。)、そしてスターターが台に上がりました。そして、関東ローカル重賞のファンファーレ。
 
なんと手拍子が起こっているではありませんか!!!(爆)
 
ファンファーレをよくご存じの方はわかると思いますが、関東ローカル重賞のファンファーレはどう考えても手拍子できないですよね。まるで、サイレンススズカが勝った毎日王冠のときのような雰囲気でした。をいをい、ここは府中じゃないんだぞ、と昨日に引き続き思った私でした。
 
 そうこうしているうちにゲートが開きました。しかし、前述の通り外回り合流地点までアイビスジャマーダッシュです(爆)。仕方なくターフビジョンを見ていると、カルストンライトオが外によれ、それにつられるような形で全馬外ラチめがけて走っているではありませんか。今までの条件戦ではみなまっすぐ走っていたので、これは驚きです。あるいは馬場のいい外に出そうという騎手心理なのでしょうか。重賞になると騎手も本気なんですね(爆)。
 
 20秒経ったところで、ようやく馬が見えてきました。直線競馬では何が先頭なのかよくわかりませんが、メジロダーリングがいい感じで走っています。私の本命ユーワファルコンは出遅れたようです。万事休す。そのまま、手応えのいいメジロダーリングが1着で、2着はシンボリスウォードでした。掲示板を見ると53秒9とレコードの赤い表示。その間、すごい歓声でした。
 
 たった53秒なのでアッという間に終わってしまったのですが、私は十分堪能できました。しかし、高松宮記念のときもそうでしたが、「第1回」というのは人が集まってしまうので駄目ですね。直線のレースは土曜日のように外ラチ沿いで見るのが1番迫力があるように思えました。そういう意味で、3歳未勝利でしたが土曜日に直線競馬が見られたことはよかったと思います。
 
 結局この日は2歳戦2勝のみで赤字。2日間トータルでも赤字が確定しました(泣)。レース終了後は着順掲示板を背景に記念撮影をした後、急いで車に戻りました。今度は脱出サマーダッシュです(爆)。チッキさんとはゆっくりご挨拶もできないままお別れしてしまったので非常に申し訳ありませんでしたが、前日にneonさんから裏道を教えていただいていたので、豊栄駅まで渋滞に巻き込まれることなく脱出することができました。その間、車中ではファンファーレ&本馬場入場のBGMを流したところ、京都人さんがお気に召されて後日コピーをお送りすることに(笑)。
 
 ZEROくんはその日の新幹線で東京に出るということで、豊栄駅でお別れ。その際、JR白新線の新潟近郊E127系を初めて見て、ちょっと感動☆ この後はまたまたneonさん待ちになりました(爆)。とりあえず、喫茶店に入ろうと豊栄駅周辺を探したのですが、ちょっと走るとすぐ田園地帯に出てしまい、なかなか見つかりません。30分くらいさまよったでしょうか。ようやくSATYがありました。しかも、駅から3分くらいのところに(爆)。どうやら灯台元暗しだったようです。しかもさびれたSATYで、この1ヶ月後にマイカルSATYは民事再生法のお世話になることになります(爆)。
 
 さてさて、この後はいよいよ京都人さんとneonさんと3人による「カラオケアイビスジャマーダッシュ(KG3)」です。新潟市に移動し、延々3時間半歌い続けました。私は下手の横好きなのでお上手なお2人の前では恥をさらすだけなのですが、この日はそんなことおかまいなしです。ただ、料理はお勧めコースを頼んだのですが、そのほとんどがビリ辛系であまりおいしくなかったので、ヒーヒーいいながら歌っておりました(笑)。カラオケの詳細については、京都人さんのホームページにお譲りします(カラオケ格付けもこちらに載っております、爆)。
 
 カラオケも終わり、京都人さんと新潟駅前のホテルでお別れして、neonさんと3晩目の夜を迎えます(笑)。
 


 
 8月20日。また11時間かけて帰るわけですが、この日は台風11号が近づいてきているということで、朝8時に新潟を発ちました。3泊もお世話になったneonさん(後日お礼に名古屋名物きしめん詰合を送らせていただきました、笑)とお別れして、まず新潟駅へ行きました。そこでお土産をかったのですが、ついでに朝食を買おうと思って目についたのが「新潟産コシヒカリおにぎり」。これは、と思って買って食べたのですが、書いてあるからコシヒカルのような錯覚はするものの、何も書いてなければただのおにぎりと区別はつかないような気がして、なんだか不思議な食べ物でした(笑)。で、行きの失敗は繰り返さないように、ということで帰りは飴にしました(笑)。
 
 帰りは1度知ってしまった道を辿るだけなので、退屈でした。ただ、もう1度どこかで給油をしなくてはならず、内陸部に入る前に、と思ったのですが、新潟はバイパスが発達しすぎていてなかなかガソリンスタンドに入れません。結局、新潟県と長野県の県境付近で入ることになってしまいました。
 
 で、一見普通のスタンドに入ったのですが、入るとかわいいコスチュームを着た美女4人の「いらっしゃいませ」のお出迎え。窓もきれいにふいてくれ、まるで男性客をターゲットにしたようなスタンドでした。地元ではきっと人気があることでしょう(笑)。ただ、私はちょっと恥ずかしかったのですが……。(^o^;
 
 長野県も順調に抜け、いよいよ松本市に入ります。しかし、行きの教訓があるので、松本の1つ手前の豊科から長野自動車道に入りました。途中、サービスエリアに入り、その時無性に食べたかったカレーライスをGET(笑)。帰る前にインフォメーションの女性に聞きました。「すみません、塩尻まではいくらですか?」「750円です。」「ちなみに、中津川までは?」「3800円です。」 この時点で、塩尻で降りることが決定しました(爆)。実は、中央自動車道は塩尻を出ると中津川まで行かないと国道19号と合流しないので聞いてみたのですが、競馬で負けただけに……。(ToT)
 
 さすがに高速は速く、行きに2時間かかったところが、帰りは20分しかかかりませんでした。しかし、木曽福島を過ぎたあたりで睡魔が襲ってきて、30分ほど「P」と書いてあるところで寝ました。

 起きたのは夜の7時過ぎ、あたりはすでに真っ暗になっていました。ここから先は慣れた道なのですいすいと走り抜け、家に10時前に到着しました。おかげさまで台風のスピードは遅く、影響が出たのは次の日になってからでした。ただ、京都人さんは遠征予定だった公営名古屋競馬が中止になり、船橋から京都へまっすぐ帰ったようですが、新幹線が止まる前に帰れたのは不幸中の幸いだったようです。とにかくお疲れさまでした。