公営ギャンブル競技
競馬NOWは、タイトルの通り「競馬」をメインに取り扱っているホームページですが、
他の公営ギャンブル競技「競輪」「競艇」「オートレース」についてどのように思っているのか、書いてみたいと思います。
1. 競馬
- ワールドワイドなスポーツ(発祥はイギリス)。
- 馬は喋れないので、談合がなさそう(以前、騎手による八百長はありましたが)。
- 馬は喋れないので、調子や気分がわからない(これによって高配当が出るわけですが)。
- スローペースだと前残りなどの「展開のアヤ」はあるものの、基本的には馬の能力で決まりやすい。
- 近走の競走成績が書いてある競馬新聞さえ持っていれば、誰でも予想ができる。
- デビューから引退までのサイクルが早く、毎年メンバーが違うのが面白い。
- 血統が受け継がれるロマンがある(応援していた馬の仔が活躍したなんてことになったら……)。
- 一口馬主やペーパーオーナーゲーム(POG)的な楽しみ方もある(私はやったことがありませんが)。
ただ、地方競馬に限ると
- 中央競馬から見限られた弱い馬の集まり。
- クラス分けがわかりにくい(B-2組の5着とB-5組の2着のどちらが強い?)。
- メンバーが固定化されやすい(3週前に行われた同クラスのレースとほとんど同じメンバーのことも)。
- 血統が受け継がれない(引退後は食肉という厳しい現実も)。
- 2000年以降、中津,益田,三条,高崎,上山,足利,宇都宮,岩見沢,北見,旭川競馬場が廃止に。オグリキャップを輩出した笠松競馬場でさえ、廃止の危機にある。
2. 競輪
- 2000年からオリンピック種目に。
- ラインのおかげで推理しやすいが、そのラインが理解しにくい(同じラインの番手−先行・追込を買うべきか、他のラインの番手同士を買うべきか)。
- ライン内の取り決め(?)が八百長っぽい。
- 自転車競技自体に華がなく、ファンの高齢化が進んでいる。
- 選手寿命が比較的長く、トップ選手の顔ぶれがほとんど変わらない。
- 2000年以降、甲子園,西宮,門司,横浜花月園,大津びわこ,京都向日町が廃止に。衰退に歯止めが掛からない状況。
3. 競艇
- 日本独自の競技。馬や自転車のように生活に密着したものではなく、ギャンブルのために生まれた競技?
- スタートから1周1マークでほとんどの勝負が決まってしまい、ゴール前の白熱した争いがない。
- ピットアウト後の待機行動がわかりにくい(インコースが有利なら、積極的に取りに行けば良いのに……)。
- 選手の能力やモーターの整備状況よりも、コース取りやスタートタイミングが着順を決めてしまい、何を根拠に予想すれば良いのか分からない(コースの有利不利やフライングがあるなど、競技として不備があると言わざるを得ない?)。
- SGを勝っている一流選手でもあっさり負け、時にはフライング返還欠場になる。
- 選手寿命が競輪よりもさらに長く、SGを争うトップ選手の変わり映えがしない。
- ボート,モーターからトータリゼータシステム(舟券販売やオッズ集計を行うシステム)まで、笹川一族の関連会社で独占されている。
- 個性的すぎるand/or下手な実況アナウンサーが多い。
- 1960年以降、意外にも廃止になった競艇場がない。
4. オートレース
- 唯一未経験なので、詳細不明。
- 競輪のようにラインによる駆け引きがないことから、一般的にハンデレース(スタート位置が異なる)が行われている模様。
- 初心者には、選手の能力とハンデ,試走タイムの関係を理解するのが難しく、予想しづらい。
- 川口以外の伊勢崎,船橋,浜松,山陽,飯塚はいずれも赤字経営……。
こうやって書いてみると、中央競馬が最もポピュラーなのがわかっていただけると思います(ちょっと贔屓目すぎる気もしますが、笑)。