VAIO P以来(?)のultra-mobileパソコン(UMPC)が開発されるという口コミを耳にして、人生初めて「クラウドファンディング」に出資してみました。 購入型クラウドファンディングとは、インターネット経由で不特定多数の人が製品開発などに出資し、開発が成功した場合にその商品が出資者の元に届けられるというものです。 今回は、Indiegogoで募集が行われていた「GPD Pocket」に出資することにしました。https://www.indiegogo.com/projects/gpd-pocket-7-0-umpc-laptop-ubuntu-or-win-10-os-laptop--2中国・深センのGPD社は、既に「GPD Win」という5.5インチのゲームパッド付PCの開発に成功しており、実績があるという意味で投資先として信頼できると判断しました。 クラウドファンディングでは、目標額に達しなかった場合は開発自体が中止となるのですが、2/15から募集が開始されたGPD Pocketは、最終的に目標額の1516%となる350万ドルが集まりました。私は、〆切5日前の4/10に「Win 10+Type-C Hub」版に対して409ドル(46343円)を出資しました。 無事開発が成功し、日本向けには6/22から出荷が始まりましたが、私は出資が遅かったこともあり(Order ID: 8xxx, Pledge ID: 201xxxxx)、出荷されたのは8/1でした。 GPD Pocketお出迎え品として、サンワサプライ低反発3Dメッシュケース 7〜8インチ IN-SG7BK,ミヤビックス液晶保護シートOverLay Magic OMGPDPOCKET/6,ThinkPadロープロファイル トラックポイント・キャップ,マイクロHDMI⇒VGA変換アダプタ,USB-C⇒HDMI変換アダプタ,USBマウス,USB-Aハブを用意しました。 8/9に無事到着。ということで、「開封の儀」。 液晶保護シート,USB-Cカードリーダー,イヤホンが同封されていました。 本体裏に「技適マーク」、右側にUSB-C,microHDMI,イヤホンジャック,USB-Aポートがあります。 GPD Pocketと12インチMacBook Retina,VAIO U1,VAIO Pの比較。 GPD Pocketのキー配列はアルファベット以外変則的ですが、キーピッチは16mmあってタイピングしやすいです。 キーストロークは思ったより深いです。
GPD PocketCPU Intel Atom x8-Z8750(1.6GHz) RAM 8GB eMMC 128GB DVD-ROM なし ポート USB-A 3.0, USB-C 3.0
無線LAN(802.11a/ac/b/g/n)
microHDMI(Dタイプ)モニター 7インチ
1920×1200ピクセルOS Windows10 Home GPD Pocketのトラックポイント・キャップをThinkPadロープロファイルに交換しました。本体背面にお決まりのアップル・ロゴを貼ってみました(笑)。 GPD Pocketの重さのカタログ値は480gですが、私のロットは509gありました。コメダ珈琲で使うとこんな感じになります(笑)。 GPD Pocketは「電源周り」の不具合が多数報告されていますが、私のロットでは"Full Charge Capacity"が減ってしまうトラブルがありました。 Battery reportは、コマンドプロンプト(Windows PoweShell)で"powercfg /batteryreport"を実行すると、"C:\Windows\System32\battery-report.html"に保存されます。 @T_Miyakeさんに教えていただき、GPD PocketをBIOS画面で放置してバッテリーをフル放電し、その後電源OFFのままフル充電したところ、"Full Charge Capacity"が6873mWhに戻りました。 どうやら、充電しながら使用するとおかしくなってしまうようですので、バッテリー駆動で使用するしかなさそうです。 バッテリー監視のため、BatteryBar Freeをインストールしました。 なお、「休止状態」を追加したい場合は、コマンドプロンプト(Windows PoweShell)で"powercfg /h on"を実行します。 Wi-Fiの調子が悪かったので、"C:\Windows\System32\drivers\4356r2nvram.txt"の"ccode=US"を"ccode=JP"に書き換えました。 また、イヤホンジャックを使うとブツブツ音が途切れるとの報告がありましたので、@Bazzone_DQXさんのサイトを参考に、Realtek I2S audio codecドライバーを更新しました。その他の不具合については、GPD wikiで詳しくまとめられています。私にとってはVAIO-P以来のUMPCとなるGPD Pocketですが、出張先で活躍してくれることを期待するばかりです。 【2017/12/10追記】
GPD Pocketの背面を開けると、こんな感じです。これは7月下旬出荷のロットですが、出荷時期によって若干異なるようです。 GPD Pocketをキズから守ってくれるハードケース「BODY GUADIAN」のクリア色を装着してみました。