このコラムには競馬に関することを書くつもりはなかったのですが、 昔の競馬雑誌を読んでいるうちに突然最強馬について書きたくなってしまったので、「私の中の最強馬」と題して書いてみたいと思います。「ディープインパクト」。「最強馬」であることは誰もが認めることでしょう。 ご存じの通り三冠馬であり、有馬記念こそハーツクライの苦杯をなめましたが、天皇賞(春),宝塚記念を圧勝。 世界のレーティングでもトップの評価を受けるなど、国内外で非常に高い評価を受けています。今回のお台は、そんな最強馬が過去にどれほどいたか、ということです。 もちろん、負けたことがなく、大レースを多く勝っている馬が最強馬であることは言うまでもありません。 しかし、競馬の世界では絶対はないことから、無駄な負けが少なく、大レースを多く勝っている馬を、私の中では「最強馬」だと思っています。JRAでは、これまで27頭を「顕彰馬」として選出しています (http://www.jra.go.jp/datafile/dendo/index.html参照)。 しかし、私的には「この馬はそうかなぁ?」と思う馬もいれば、「この馬がいないぞ」と思う馬もいます。1960年以前の馬はよくわかりません。セントライトはご存じ初代三冠馬で、12戦9勝,2着2回,3着1回という準パーフェクトな成績を残しています。 また、クリフジは牝馬ながらにしてダービーを勝っており、11戦11勝。 トキノミノルは朝日杯3歳S,皐月賞,ダービーを含む10戦10勝の後、破傷風を発症して亡くなったという「幻の馬」。 このあたりが最強馬ということになりそうですが、セントライト,クリフジは太平洋戦争中の混乱期の記録と言うことで、評価が難しいところですし、 トキノミノルは古馬と対戦することなく、また産駒を残すことなくこの世を去ってしまった点、ギリギリアウトかもしれません。 そういう意味では、時代の制約があったにせよ、ダービーを闘うことなく3歳で引退してしまったマルゼンスキーもアウトですし、 ダービーを迎えることなく引退してしまったフジキセキ,アグネスタキオンもアウトということになります。という意味で、「初代最強馬」はやはりシンザンですかねぇ。19戦15勝,2着4回。 準パーフェクトな成績であることもさることながら、大レースでは負けていないことが評価できます。シンザン 1961年生まれ 父:ヒンドスタン,母:ハヤノボリ(母父:ハヤタケ)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1963.11.10 新馬 01/14 1 栗田勝 51 京都 芝1200 1.13.9 (ホシツキ) 1963.11.03 オープン 01/05 2 栗田勝 51 阪神 芝1400 1.25.7 (エイブルマン) 1963.12.14 3歳中距離特別 70 01/08 2 栗田勝 55 阪神 芝1600 1.40.0 (オークラヤマ) 1964.01.04 オープン 01/05 1 栗田勝 53 京都 芝1600 1.42.3 (ハナビシ) 1964.03.29 スプリングS 01/14 6 栗田勝 55 東京 芝1800 1.51.3 (ヤマニンスーパー) 1964.04.19 皐月賞 01/24 1 栗田勝 57 東京 芝2000 2.04.1 (アスカ) 1964.05.16 オープン 02/12 1 栗田勝 57 東京 芝1800 1.50.8 ヤマニンシロ 1964.05.31 日本ダービー 01/27 1 栗田勝 57 東京 芝2400 2.28.8 (ウメノチカラ) 1964.10.01 オープン 02/12 1 栗田勝 60 阪神 芝1800 1.51.6 イチミカド 1964.11.01 京都杯 02/06 1 栗田勝 60 京都 芝1800 1.52.1 バリモスニセイ 1964.11.15 菊花賞 01/12 2 栗田勝 57 京都 芝3000 3.13.8 (ウメノチカラ) 1965.05.29 オープン 01/07 1 武田博 59 阪神 芝1600 1.37.7 (ヤマヒロ) 1965.06.13 オープン 01/06 1 武田博 59 阪神 芝1850 1.53.7 (ヤマヒロ) 1965.06.27 宝塚記念 01/06 1 栗田勝 59 阪神 芝2000 2.06.3 (バリモスニセイ) 1965.10.02 オープン 01/10 2 武田博 57 阪神 芝1850 1.54.0 (ヒカルポーラ) 1965.11.03 目黒記念(秋) 01/11 1 栗田勝 63 東京 芝2500 2.42.2 (ブルタカチホ) 1965.11.23 天皇賞(秋) 01/12 1 栗田勝 58 東京 芝3200 3.22.7 (ハクズイコウ) 1965.12.18 オープン 02/05 1 武田博 60 中山 芝2000 2.05.5 クリデイ 1965.12.26 有馬記念 01/08 1 松本善登 56 中山 芝2600 2.47.2 (ミハルカス) その反面、タケシバオーという馬はどのように評価して良いのかわかりません。 27戦16勝と書いてしまえばそれまでですが、2着10回,3着1回、 3200mの天皇賞(春)を勝つと思えば、2ヶ月後の英国フェア記念(現・スプリンターズS)をレコードで勝ってしまうという不思議な馬でした。タケシバオー 1965年生まれ 父:チャイナロック,母:タカツナミ(母父:ヤシママンナ)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1967.06.18 オープン 02/08 3 畠山重則 50 新潟 芝1000 1.00.2 イスズヒメ 1967.07.08 チューリップS 02/06 5 畠山重則 51 新潟 芝1000 59.7 スズノツバサ 1967.07.23 オープン 01/06 1 中野渡清一 51 函館 芝1000 59.7 (ヨシヒロ) 1967.09.09 3歳特別 100 03/07 2 中野渡清一 51 札幌 ダ1200 1.13.4 タジマオー 1967.10.22 オープン 01/09 2 中野渡清一 51 福島 芝1000 59.6 (スズノツバサ) 1967.11.12 3歳S 01/09 1 中野渡清一 52 福島 芝1100 1.07.9 (ステートターフ) 1967.12.03 オープン 01/10 2 中野渡清一 53 中山 芝1200 1.12.9 (スズノツバサ) 1967.12.17 朝日杯3歳S 01/11 3 中野渡清一 51 中山 芝1600 1.38.4 (ステートターフ) 1968.01.28 オープン 01/04 1 中野渡清一 54 中山 芝1600 1.36.9 (オンワードビート) 1968.02.18 東京4歳S 01/09 1 中野渡清一 55 中山 ダ1700 R1.44.3 (ヤシマオーカン) 1968.03.17 弥生賞 02/05 1 中野渡清一 56 中山 芝1600 1.37.6 アサカオー 1968.04.13 オープン 01/06 1 森安弘明 57 中山 芝1800 1.53.9 (タジマオーザ) 1968.04.28 スプリングS 02/07 1 森安弘明 56 中山 芝1800 1.53.3 マーチス 1968.05.19 皐月賞 02/16 1 森安弘明 57 中山 芝2000 2.06.4 マーチス 1968.06.16 NHK杯 02/10 2 森安弘明 55 中山 芝2000 2.02.8 マーチス 1968.07.07 日本ダービー 02/19 2 森安弘明 57 東京 芝2400 2.31.9 タニノハローモア 1968.09.21 オープン 02/05 2 保田隆芳 58 東京 芝1600 1.36.4 ヤマトダケ 1968.11.11 ワシントンDC国際 08/08 7 保田隆芳 54.5 ローレル 芝12F ― Sir Ivor 1968.12.28 オープン 02/12 2 古山良司 58 中山 芝1800 1.54.5 ニットウヤヨイ 1969.01.11 七草S 02/11 3 古山良司 57 中山 芝1800 1.50.8 シェスキイ 1969.02.02 東京新聞杯 01/10 1 保田隆芳 58 東京 ダ2100 R2.09.5 (クリロイス) 1969.03.01 オープン 01/06 1 古山良司 60 東京 ダ1700 R1.41.9 (スイートフラッグ) 1969.03.16 京都記念(春) 01/11 1 古山良司 62 京都 芝2400 2.34.6 (シバフジ) 1969.04.13 オープン 01/13 1 古山良司 60 阪神 芝1600 R1.35.2 (イチトシ) 1969.04.29 天皇賞(春) 01/07 1 古山良司 58 京都 芝3200 3.29.1 (アサカオー) 1969.07.06 ジュライS 01/09 1 古山良司 65 中山 芝1800 1.54.6 (スイートフラッグ) 1969.09.14 毎日王冠 01/07 1 古山良司 62 東京 ダ2100 2.10.9 (ツナエーコウ) 1969.09.28 英国フェア開催記念 01/06 1 吉永正 62 中山 芝1200 R1.10.4 (リュウズキ) 1969.11.11 ワシントンDC国際 07/07 4 古山良司 54.5 ローレル 芝12F ― Karabas また、顕彰馬の一覧を眺めていると、キタノカチドキが忘れられてしまっているのではないかと思うときがあります。15戦11勝,2着2回,3着1回。 3着に敗れたダービーは直前のストライキが敗因だと考えられており、また有馬記念8着後に左前種子骨剥離骨折、右前副腕骨骨折が判明し、そのまま引退。 タラレバを言っても仕方がありませんが、もしストライキがなく三冠馬になっていたら、こんなに評価は低くなかったと思われる1頭です。キタノカチドキ 1971年生まれ 父:テスコボーイ,母:ライトフレーム(母父:ライジングフレーム)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1973.09.16 新馬 01/09 1 武邦彦 52 阪神 芝1200 1.13.4 (ヤマニンベンディ) 1973.10.07 デイリー杯3歳S 01/11 2 武邦彦 53 阪神 芝1400 1.25.6 (フジノタカザクラ) 1973.11.01 オープン 01/06 1 武邦彦 55 京都 芝1400 1.27.1 (ニシノキザン) 1973.12.09 阪神3歳S 01/11 1 武邦彦 54 阪神 芝1600 1.36.2 (イットー) 1974.02.10 きさらぎ賞 01/07 1 武邦彦 55 中京 芝1800 1.50.2 (ホウシュウミサイル) 1974.03.24 スプリングS 01/06 1 武邦彦 56 中山 芝1800 1.52.1 (カネミクニ) 1974.05.03 皐月賞 01/14 1 武邦彦 57 東京 芝2000 2.01.7 (コーネルランサー) 1974.05.26 日本ダービー 03/23 1 武邦彦 57 東京 芝2400 2.27.6 コーネルランサー 1974.09.29 神戸新聞杯 01/13 1 武邦彦 56 阪神 芝2000 2.00.8 (ニホンピロセダン) 1974.10.02 京都新聞杯 01/14 1 武邦彦 57 京都 芝2000 2.03.7 (ニホンピロセダン) 1974.11.01 菊花賞 01/15 1 武邦彦 57 京都 芝3000 3.11.9 (バンブトンオール) 1975.02.22 オープン 02/07 1 武邦彦 63 京都 芝1900 1.59.3 ラッキーオイチ 1975.04.13 マイラーズC 01/09 3 田島信行 60 阪神 芝1600 1.36.1 (イットー) 1975.04.29 天皇賞(春) 02/18 1 武邦彦 58 京都 芝3200 3.22.4 イチフジイサミ 1975.12.14 有馬記念 8/13 2 武邦彦 56 中山 芝2500 2.38.9 イシノアラシ その後、競馬は「TTG時代」に突入します。TTGとはテンポイント,トウショウボーイ,グリーングラスの3頭を指します。 このうち、グリーングラスは26戦8勝とちょっと負け過ぎの感があり、実際TT両馬には菊花賞でしか勝っていません。 特に、1977年の有馬記念でTT両馬から遅れた3着だったこともあり、この時点で完全に勝負がついてしまったように思います。 ちなみにグリーングラスは顕彰馬に選ばれてはいません。 で、テンポイント,トウショウボーイのどちらが強かったか、ということになりますが、世間的にはテンポイントの方が上ではないでしょうか。 これは、66.5kgを背負った日経新春杯の悲運の死によって伝説化されたためであると私は考えていますが、 トウショウボーイの成績を見てもテンポイントに見劣りはせず、この両馬は甲乙つけがたいものがあります。 テンポイントはダービーで、トウショウボーイは天皇賞(秋)でそれぞれ7着になっているのが惜しいですが、 テンポイントは18戦11勝,2着4回,3着1回、トウショウボーイは15戦10勝,2着3回,3着1回と、ともにすばらしい成績を残しています。テンポイント 1973年生まれ 父:コントライト,母:ワカクモ(母父:カバーラップ二世)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1975.08.17 新馬 01/09 1 鹿戸明 52 函館 芝1000 R58.8 (グランドヤマト) 1975.11.09 もみじ賞 300 01/14 1 鹿戸明 53 京都 芝1400 1.25.4 (タカミオーラ) 1975.12.07 阪神3歳S 01/11 1 鹿戸明 54 阪神 芝1600 1.37.1 (ゴールデンタテヤマ) 1976.02.15 東京4歳S 01/06 1 鹿戸明 56 東京 芝1800 1.49.6 (クライムカイザー) 1976.03.28 スプリングS 01/06 1 鹿戸明 56 中山 芝1800 1.52.4 (メジロサガミ) 1976.04.25 皐月賞 02/15 1 鹿戸明 57 東京 芝2000 2.02.4 トウショウボーイ 1976.05.03 日本ダービー 07/27 2 武邦彦 57 東京 芝2400 2.29.6 クライムカイザー 1976.10.17 京都大賞典 03/14 6 鹿戸明 54 阪神 芝2400 2.27.4 パッシングベンチャ 1976.11.14 菊花賞 02/21 3 鹿戸明 57 京都 芝3000 3.10.3 グリーングラス 1976.12.19 有馬記念 02/14 3 鹿戸明 54 中山 芝2500 2.34.2 トウショウボーイ 1977.02.13 京都記念(春) 01/13 1 鹿戸明 56 京都 芝2400 2.27.2 (ホシバージ) 1977.03.27 鳴尾記念 01/09 1 鹿戸明 61 阪神 芝2400 2.32.6 (ケイシュウフオード) 1977.04.29 天皇賞(春) 01/14 1 鹿戸明 58 京都 芝3200 3.21.7 (クラウンピラード) 1977.06.05 宝塚記念 02/06 1 鹿戸明 55 阪神 芝2200 2.13.1 トウショウボーイ 1977.10.16 京都大賞典 01/09 1 鹿戸明 63 京都 芝2400 2.27.9 (サイコームサシ) 1977.11.12 オープン 01/05 1 鹿戸明 60 東京 芝1800 1.47.5 (ロングホーク) 1977.12.18 有馬記念 01/08 1 鹿戸明 56 中山 芝2500 2.35.4 (トウショウボーイ) 1978.01.22 日本経済新春杯 中止 1 鹿戸明 66.5 京都 芝2400 競走中止 ジンクエイト トウショウボーイ 1973年生まれ 父:テスコボーイ,母:ソシアルバターフライ(母父:Your Host)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1976.01.31 新馬 01/18 1 池上昌弘 54 東京 芝1400 1.24.7 (ローヤルセイカン) 1976.02.22 つくし賞 300 01/12 1 池上昌弘 54 東京 ダ1400 1.24.8 (ホウヨウシルバア) 1976.03.2 れんげ賞 600 01/08 1 池上昌弘 54 中山 芝1800 1.51.9 (ケイシュウフオード) 1976.04.25 皐月賞 01/15 2 池上昌弘 57 東京 芝2000 2.01.6 (テンポイント) 1976.05.3 日本ダービー 02/27 1 池上昌弘 57 東京 芝2400 2.27.8 クライムカイザー 1976.07.11 札幌記念 02/10 1 池上昌弘 58 札幌 ダ2000 2.03.5 グレートセイカン 1976.10.03 神戸新聞杯 01/09 1 福永洋一 56 阪神 芝2000 R1.58.9 (クライムカイザー) 1976.10.24 京都新聞杯 01/08 1 福永洋一 57 阪神 芝2000 2.02.2 (クライムカイザー) 1976.11.14 菊花賞 03/21 1 福永洋一 57 京都 芝3000 3.10.7 グリーングラス 1976.12.19 有馬記念 01/14 1 武邦彦 54 中山 芝2500 R2.34.0 (テンポイント) 1977.06.05 宝塚記念 01/06 2 武邦彦 55 阪神 芝2200 2.13.0 (テンポイント) 1977.06.26 高松宮杯 01/09 1 武邦彦 62 中京 芝2000 2.03.8 (センターグッド) 1977.10.23 オープン 01/06 1 黛幸弘 58 中山 芝1600 R1.33.6 (カネコフジ) 1977.11.27 天皇賞(秋) 07/12 1 武邦彦 58 東京 芝3200 3.22.5 ホクトボーイ 1977.12.18 有馬記念 02/08 2 武邦彦 56 中山 芝2500 2.35.5 テンポイント で、次にシンボリルドルフが登場します。15戦13勝,2着1回,3着1回。この馬は文句なく「最強馬」の1頭でしょう。多くを語る必要はないかと思います。 強いて言えば、アメリカに遠征した際に野平師と馬主の和田氏との確執があり、またレース中に故障を発症したことも影響して、 サンルイレイS(G1)では最下位の6着に敗れたことが残念です。シンボリルドルフ 1981年生まれ 父:パーソロン,母:スイートルナ(母父:スピードシンボリ)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1983.07.23 新馬 01/10 1 岡部幸雄 53 新潟 芝1000 59.2 (ブロークンヒル) 1983.10.29 いちょう特別 400 01/17 1 岡部幸雄 53 東京 芝1600 1.37.3 (エビスジョウジ) 1983.11.27 オープン 01/05 1 岡部幸雄 55 東京 芝1600 1.39.9 (ハルーダ) 1984.03.04 弥生賞 G3 01/14 2 岡部幸雄 57 中山 芝2000 2.01.7 (ビゼンニシキ) 1984.04.15 皐月賞 G1 01/18 1 岡部幸雄 57 中山 芝2000 2.01.1 (ビゼンニシキ) 1984.05.27 日本ダービー G1 01/21 1 岡部幸雄 57 東京 芝2400 2.29.3 (スズマッハ) 1984.09.03 セントライト記念 G3 01/10 1 岡部幸雄 56 中山 芝2200 R2.13.4 (オンワードカメルン) 1984.11.11 菊花賞 G1 01/18 1 岡部幸雄 57 京都 芝3000 3.06.8 (ゴールドウェイ) 1984.11.25 ジャパンカップ G1 03/14 4 岡部幸雄 55 東京 芝2400 2.26.5 カツラギエース 1984.12.22 有馬記念 G1 01/11 1 岡部幸雄 55 中山 芝2500 R2.32.8 (カツラギエース) 1985.03.31 日経賞 G2 01/08 1 岡部幸雄 58 中山 芝2500 2.36.2 (カネクロシオ) 1985.04.29 天皇賞(春) G1 01/15 1 岡部幸雄 58 京都 芝3200 3.20.4 (サクラガイセン) 1985.06.02 宝塚記念 G1 取消 ― 岡部幸雄 56 阪神 芝2200 出走取消 スズカコバン 1985.10.27 天皇賞(秋) G1 02/17 1 岡部幸雄 58 東京 芝2000 1.58.8 ギャロップダイナ 1985.11.24 ジャパンカップ G1 01/15 1 岡部幸雄 57 東京 芝2400 2.28.8 (ロッキータイガー) 1985.12.22 有馬記念 G1 01/10 1 岡部幸雄 57 中山 芝2500 2.33.1 (ミホシンザン) 1986.03.29 サンルイレイS G1 06/07 3 岡部幸雄 57 サンタアニタ 芝12F 2.26.8 Dahar シンボリルドルフの次は、いよいよオグリキャップです。 笠松で12戦10勝,2着2回の成績を残し、鳴り物入りで登場したオグリキャップにより、競馬ブームは最高潮に達します。 そういえば、初代人気馬であるハイセイコーのことを書き忘れましたが、人気の割には中央移籍後G1級レースは宝塚記念しか勝っていないことから、 おそらく「記憶に残る名馬」なんだろうなぁ、と思います。それに対して、オグリキャップは有馬記念2勝,安田記念,マイルCSをそれぞれ1勝。 20戦12勝,2着4回,3着1回。天皇賞を勝っていない点はマイナスですが、タマモクロスやスーパークリーク,イナリワンと比較すれば、 この馬が当時の最強馬だと言っても良いと思います。オグリキャップ 1985年生まれ 父:ダンシングキャップ,母:ホワイトナルビー(母父:シルバーシャーク)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1988.03.06 ペガサスS G3 01/10 2 河内洋 56 阪神 芝1600 1.35.6 (ラガーブラック) 1988.03.27 毎日杯 G3 01/10 1 河内洋 57 阪神 芝2000 2.04.8 (ファンドリデクター) 1988.05.08 京都4歳特別 G3 01/15 1 南井克巳 58 京都 芝2000 2.03.6 (コウエイスパート) 1988.06.05 NZT4歳S G2 01/13 1 河内洋 56 東京 芝1600 1.34.0 (リンドホシ) 1988.07.01 高松宮杯 G2 01/08 1 河内洋 55 中京 芝2000 R1.59.0 (ランドヒリュウ) 1988.10.09 毎日王冠 G2 01/11 1 河内洋 56 東京 芝1800 1.49.2 (シリウスシンボリ) 1988.10.03 天皇賞(秋) G1 02/13 1 河内洋 56 東京 芝2000 1.59.0 タマモクロス 1988.11.27 ジャパンC G1 03/14 3 河内洋 57 東京 芝2400 2.25.8 ペイザバトラー 1988.12.25 有馬記念 G1 01/13 2 岡部幸雄 55 中山 芝2500 2.33.9 (タマモクロス) 1989.09.17 オールカマー G3 01/13 1 南井克巳 57 中山 芝2200 R2.12.4 (オールダッシュ) 1989.10.08 毎日王冠 G2 01/08 1 南井克巳 59 東京 芝1800 1.46.7 (イナリワン) 1989.10.29 天皇賞(秋) G1 02/14 1 南井克巳 58 東京 芝2000 1.59.1 スーパークリーク 1989.11.19 マイルCS G1 01/17 1 南井克巳 57 京都 芝1600 1.34.6 (バンブーメモリー) 1989.11.26 ジャパンC G1 02/15 2 南井克巳 57 東京 芝2400 2.22.2 ホーリックス 1989.12.24 有馬記念 G1 05/16 1 南井克巳 57 中山 芝2500 2.32.5 イナリワン 1990.05.13 安田記念 G1 01/16 1 武豊 57 東京 芝1600 R1.32.4 (ヤエノムテキ) 1990.06.01 宝塚記念 G1 02/10 1 岡潤一郎 57 阪神 芝2200 2.14.6 オサイチジョージ 1990.10.28 天皇賞(秋) G1 06/18 1 増沢末夫 58 東京 芝2000 1.58.9 ヤエノムテキ 1990.11.25 ジャパンC G1 11/15 4 増沢末夫 57 東京 芝2400 2.24.1 ベタールースンアップ 1990.12.23 有馬記念 G1 01/16 4 武豊 56 中山 芝2500 2.34.2 (メジロライアン) で、次の顕彰馬はメジロマックイーンとなるわけですが、この馬は21戦12勝。 連対率はすばらしいのですが、3歳春に勝ち上がれず、ダービーに挑戦できなかったことや、意外にも年度代表馬に一度も選出されていないことから、 最強馬ではなかったのかな、という感じもします。 それよりも、3歳で引退してしまいましたが、皐月賞,ダービーを含む8戦7勝,2着1回のミホノブルボンの方が好きですね。 2着というのが、三冠を逃してしまった菊花賞で、名ステイヤー・ライスシャワーに敗れてしまったわけですが、 当時スプリンターと言われていたミホノブルボンが二冠馬になれたのは、戸山師の「鍛えて強い馬を作る」信念と、 1ハロン12秒台のラップをコンスタントに刻む逃げ戦法にあったと言われています。ミホノブルボン 1989年生まれ 父:マグニチュード,母:カツミエコー(母父:シャレー)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1991.09.07 新馬 01/13 1 小島貞博 53 中京 芝1000 R58.1 (ホウエイセイコー) 1991.11.23 500万下 500 01/11 1 小島貞博 54 東京 芝1600 1.35.1 (クリトライ) 1991.12.08 朝日杯3歳S G1 01/08 1 小島貞博 54 中山 芝1600 1.34.5 (ヤマニンミラクル) 1992.03.29 スプリングS G2 01/14 2 小島貞博 56 中山 芝1800 1.50.1 (マーメイドタバン) 1992.04.19 皐月賞 G1 01/17 1 小島貞博 57 中山 芝2000 2.01.4 (ナリタタイセイ) 1992.05.31 日本ダービー G1 01/18 1 小島貞博 57 東京 芝2400 2.27.8 (ライスシャワー) 1992.10.18 京都新聞杯 G2 01/10 1 小島貞博 57 京都 芝2200 R2.12.0 (ライスシャワー) 1992.11.08 菊花賞 G1 02/18 1 小島貞博 57 京都 芝3000 3.05.2 ライスシャワー 次に登場するのは三冠馬ナリタブライアン、と言いたいところですが、私的にナリタブライアンに対して良いイメージを持っていません。 ナリタブライアンが強かったのは朝日杯3歳Sから三冠を制した次の年の阪神大賞典までの約1年半に過ぎないと思うからです。 特に、天皇賞(秋)で12着に惨敗したことや、1200mの高松宮記念に出走して4着に敗れたことが印象を悪くしています。 私的には、ナリタブライアンより全兄のビワハヤヒデを評価しているところがあります。ビワハヤヒデは16戦10勝,2着5回。 クラシックレースは当時三強と言われていたナリタタイシン,ウイニングチケットと分け合うことになりますが、 古馬になってからはこの2頭に対しては完勝。欲を言えば、ナリタブライアンとの直接対決を見てみたかったように思います。ビワハヤヒデ 1990年生まれ 父:シャルード,母:パシフィカス(母父:Northern Dancer)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1992.09.13 新馬 01/14 2 岸滋彦 53 阪神 芝1600 1.38.3 (テイエムシンザン) 1992.10.01 もみじS OP 01/10 1 岸滋彦 53 京都 芝1600 R1.34.3 (シルクムーンライト) 1992.11.07 デイリー杯3歳S G2 01/09 1 岸滋彦 54 京都 芝1400 R1.21.7 (テイエムハリケーン) 1992.12.13 朝日杯3歳S G1 02/12 1 岸滋彦 54 中山 芝1600 1.35.5 エルウェーウィン 1993.02.14 共同通信杯4歳S G3 02/09 1 岸滋彦 57 東京 芝1800 1.48.7 マイネルリマーク 1993.03.02 若葉S OP 01/08 1 岡部幸雄 56 中山 芝2000 2.00.9 (ケントニーオー) 1993.04.18 皐月賞 G1 02/18 2 岡部幸雄 57 中山 芝2000 2.00.3 ナリタタイシン 1993.05.03 日本ダービー G1 02/18 2 岡部幸雄 57 東京 芝2400 2.25.6 ウイニングチケット 1993.09.26 神戸新聞杯 G2 01/09 1 岡部幸雄 56 阪神 芝2000 2.02.9 (ネーハイシーザー) 1993.11.07 菊花賞 G1 01/18 1 岡部幸雄 57 京都 芝3000 R3.04.7 (ステージチャンプ) 1993.12.26 有馬記念 G1 02/14 1 岡部幸雄 55 中山 芝2500 2.31.0 トウカイテイオー 1994.02.13 京都記念 G2 01/10 1 岡部幸雄 59 阪神 芝2200 2.16.8 (ルーブルアクト) 1994.04.24 天皇賞(春) G1 01/11 1 岡部幸雄 58 阪神 芝3200 3.22.6 (ナリタタイシン) 1994.06.12 宝塚記念 G1 01/14 1 岡部幸雄 56 阪神 芝2200 R2.11.2 (アイルトンシンボリ) 1994.09.18 オールカマー G3 01/08 1 岡部幸雄 57 中山 芝2200 2.14.5 (ウイニングチケット) 1994.10.03 天皇賞(秋) G1 05/13 1 岡部幸雄 58 東京 芝2000 1.59.1 ネーハイシーザー とは言え、ミホノブルボンは有馬記念を迎えることなく引退してしまったという点では、フジキセキやアグネスタキオンと大きな差があるとは言えませんし、 ビワハヤヒデについても強かった時期が2年以上あったかといわれると、ナリタブライアンと大きな差があるとは言えないかもしれません。 例えば、1993年の有馬記念は最もメンバーが揃ったと言われていますが、ちょっと失礼ながらG1馬以外の脇役の代わりに下記のようなメンバーになったらどうでしょうか?
枠 番 馬名 性齢 騎手 主な勝ち鞍 1 1 オグリキャップ 牡8 安藤勝56 有馬記念,安田記念,マイルCS 2 2 スーパークリーク 牡8 武豊56 菊花賞,天皇賞(春・秋) 3 3 ベガ 牝3 橋本美53 桜花賞,オークス 3 4 トウカイテイオー 牡5 田原56 皐月賞,ダービー,天皇賞(春・秋),有馬記念,ジャパンC 4 5 メジロマックイーン 牡6 内田56 菊花賞,天皇賞(春),宝塚記念 4 6 ライスシャワー 牡4 的場57 菊花賞,天皇賞(春) 5 7 ミホノブルボン 牡4 小島貞57 皐月賞,ダービー 5 8 タマモクロス 牡9 松永56 天皇賞(春・秋),宝塚記念 6 9 レガシーワールド セ4 河内57 ジャパンC 6 10 エルウェーウィン 牡3 岸55 朝日杯3歳S 7 11 イナリワン 牡9 柴田政56 天皇賞(春),有馬記念,宝塚記念 7 12 ナリタブライアン 牡2 南井53 皐月賞,ダービー,菊花賞,有馬記念 8 13 ビワハヤヒデ 牡3 岡部55 菊花賞,天皇賞(春),宝塚記念 8 14 メジロパーマー 牡6 横山典56 有馬記念 何だかどの馬が勝っても良さそうな気になってきました。おそらく何回戦ってもこの馬が絶対勝つというのが真の最強馬なのでしょう。 そういう意味では、この中には真の最強馬はいなかったのかもしれません。 しかし、このメンバーでもミホノブルボンが逃げ切ってしまったかもしれませんし、ビワハヤヒデもナリタブライアンに土をつけていたかもしれません。 そういう意味では、ナリタブライアンなど他の馬は底を見せてしまっているわけで、ミホノブルボンやビワハヤヒデは真の最強馬ではないかもしれませんが、 最強馬となる資格を持ったまま引退してしまったというのが一番しっくり来るのでしょうか。ちなみに、1993年有馬記念の勝ち馬はトウカイテイオー。 12戦9勝,残りの3戦は着外ですが、休み明けに骨折と敗因がはっきりしているだけに、この馬も最強馬の1頭に数えていいかもしれません。 とにかく最後の有馬記念の「奇跡の復活」は感動的でした。トウカイテイオー 1988年生まれ 父:シンボリルドルフ,母:トウカイナチュラル(母父:ナイスダンサー)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1990.12.01 新馬 01/13 1 安田隆行 54 中京 芝1800 1.52.9 (カラーガード) 1990.12.23 シクラメンS OP 01/09 3 安田隆行 54 京都 芝2000 2.03.8 (イイデサターン) 1991.01.19 若駒S OP 01/09 1 安田隆行 55 京都 芝2000 2.01.4 (イイデサターン) 1991.03.17 若葉S OP 01/19 1 安田隆行 54 中山 芝2000 2.03.6 (アサキチ) 1991.04.14 皐月賞 G1 01/18 1 安田隆行 57 中山 芝2000 2.01.8 (シャコーグレイド) 1991.05.26 日本ダービー G1 01/20 1 安田隆行 57 東京 芝2400 2.25.9 (レオダーバン) 1992.04.05 産経大阪杯 G2 01/08 1 岡部幸雄 58 阪神 芝2000 2.06.3 (ゴールデンアワー) 1992.04.26 天皇賞(春) G1 05/14 1 岡部幸雄 58 京都 芝3200 3.21.7 メジロマックイーン 1992.11.01 天皇賞(秋) G1 07/18 1 岡部幸雄 58 東京 芝2000 1.59.1 レッツゴーターキン 1992.11.29 ジャパンC G1 01/14 5 岡部幸雄 57 東京 芝2400 2.24.6 (ナチュラリズム) 1992.12.27 有馬記念 G1 11/16 1 田原成貴 57 中山 芝2500 2.34.8 メジロパーマー 1993.12.26 有馬記念 G1 01/14 4 田原成貴 56 中山 芝2500 2.30.9 (ビワハヤヒデ) そして、フジキセキが1994年にデビューし、サンデーサイレンス時代が到来しました。 フジキセキ(94朝日杯3歳S),ジェニュイン(95皐月賞),タヤスツヨシ(95ダービー),イシノサンデー(96皐月賞),ダンスインザダーク(96菊花賞), バブルガムフェロー(96天皇賞(秋)),マーベラスサンデー(97宝塚記念),スペシャルウィーク(98ダービー,99天皇賞(春・秋),99ジャパンC), サイレンススズカ(98宝塚記念),アドマイヤベガ(99ダービー),エアシャカール(00皐月賞,菊花賞),アグネスフライト(00ダービー), アグネスタキオン(01皐月賞),マンハッタンカフェ(01菊花賞,01有馬記念,02天皇賞(春)),ステイゴールド(01香港ヴァーズ), デュランダル(03スプリンターズS,03,04マイルCS),ネオユニヴァース(03皐月賞,ダービー),スティルインラブ(03牝馬三冠), ゼンノロブロイ(04天皇賞(秋),04ジャパンカップ,04有馬記念) と、G1馬だけで多くの名前が挙がってきます。逆にSS産駒同士がライバルとなってしまい、なかなか最強馬が現れませんでした。といっても、この時代の馬が弱かったかと言うと、そうではありません。 馬場の改良などがありますので一概には比較できませんが、シンザンのダービーの勝ち時計は2.28.8、シンボリルドルフが2.29.3、タヤスツヨシが2.27.3。 特にバブル経済で欧米から多くの良血馬が輸入され、日本の競馬のレベルは飛躍的に向上しました。 引退後の種牡馬の成績を見ても、SS産駒の仔(SSの孫)は活躍していますが、先ほどの1993年仮想有馬記念のメンバーの産駒でG1を勝っているのは、 トウカイポイント(02マイルCS,父:トウカイテイオー),アドマイヤベガ(99ダービー,母:ベガ), アドマイヤドン(01朝日杯FS,03,04JBCクラシック,03南部杯,04フェブラリーS,04帝王賞,母:ベガ)の3頭だけです。 それでは、シンザンやシンボリルドルフは弱いのかというとそうではなく、1960年代の最強馬はシンザンであり、80年代の最強馬はシンボリルドルフ。 ただそれだけのことです。一方、多くの外国産馬が輸入される中に、最強馬がいました。タイキシャトルとエルコンドルパサーです。 タイキシャトルはマイルのスペシャリストで13戦11勝,2着1回,3着1回の準パーフェクトな成績。この中にはフランスのG1ジャック・ル・マロワ賞制覇も含まれています。 エルコンドルパサーは11戦8勝,2着3回とこちらもすばらしい成績。2着の中に凱旋門賞(仏G1)が含まれているところが、この馬の強さを物語っています。タイキシャトル 1994年生まれ 父:Devil's Bag,母:ウェルシュマフィン(母父:Caerleon)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1997.04.19 未勝利 01/16 1 岡部幸雄 55 東京 ダ1600 1.39.0 (アカシグリスン) 1997.05.03 500万下 500 01/16 1 岡部幸雄 55 京都 ダ1200 1.12.2 (サウンドカスケード) 1997.06.08 菖蒲S OP 01/09 2 岡部幸雄 55 東京 芝1600 1.36.5 (シンコウスプレンダ) 1997.07.06 菩提樹S OP 02/14 1 岡部幸雄 56 阪神 芝1400 1.20.9 テンザンストーム 1997.10.04 ユニコーンS G3 01/16 3 岡部幸雄 56 東京 ダ1600 1.36.8 (ワシントンカラー) 1997.10.25 スワンS G2 01/16 2 横山典弘 55 京都 芝1400 1.20.7 (スギノハヤカゼ) 1997.11.16 マイルCS G1 01/18 2 横山典弘 55 京都 芝1600 1.33.3 (キョウエイマーチ) 1997.12.14 スプリンターズS G1 01/16 1 岡部幸雄 55 中山 芝1200 1.07.8 (スギノハヤカゼ) 1998.05.16 京王杯スプリングC G2 01/16 1 岡部幸雄 58 東京 芝1400 R1.20.1 (オースミタイクーン) 1998.06.14 安田記念 G1 01/17 1 岡部幸雄 58 東京 芝1600 1.37.5 (オリエンタルエクスプレス) 1998.08.16 ジャックルマロワ賞 G1 01/08 1 岡部幸雄 59 ドーヴィル 芝1600 1.37.4 (Among Men) 1998.11.22 マイルCS G1 01/13 1 岡部幸雄 57 京都 芝1600 1.33.3 (ビッグサンデー) 1998.12.02 スプリンターズS G1 03/15 1 岡部幸雄 57 中山 芝1200 1.08.6 マイネルラヴ エルコンドルパサー 1995年生まれ 父:Kingmambo,母:サドラーズギャル(母父:Sadler's Wells)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 1997.11.08 新馬 01/09 1 的場均 54 東京 ダ1600 1.39.3 (マンダリンスター) 1998.01.11 500万下 500 01/13 1 的場均 55 中山 ダ1800 1.52.3 (タイホウウンリュウ) 1998.02.15 共同通信杯4歳S 01/09 1 的場均 55 東京 ダ1600 1.36.9 (ハイパーナカヤマ) 1998.04.26 NZT4歳S G2 01/18 1 的場均 56 東京 芝1400 1.22.2 (スギノキューティー) 1998.05.17 NHKマイルC G1 01/17 1 的場均 57 東京 芝1600 1.33.7 (シンコウエドワード) 1998.10.11 毎日王冠 G2 02/09 3 蛯名正義 57 東京 芝1800 1.45.3 サイレンススズカ 1998.11.29 ジャパンC G1 01/15 3 蛯名正義 55 東京 芝2400 2.25.9 (エアグルーヴ) 1999.05.23 イスパーン賞 G1 02/08 1 蛯名正義 58 ロンシャン 芝1850 1.53.8 Croco Rouge 1999.07.04 サンクルー大賞 G1 01/10 2 蛯名正義 61 サンクルー 芝2400 2.28.8 (Tiger Hill) 1999.09.12 フォワ賞 G2 01/03 1 蛯名正義 58 ロンシャン 芝2400 2.31.4 (Borgia) 1999.10.03 凱旋門賞 G1 02/14 2 蛯名正義 59.5 ロンシャン 芝2400 2.38.6 Montjeu バブル経済が崩壊し、2002年にサンデーサイレンスがこの世を去りました。 その2002年に誕生した1頭がディープインパクトであり、SS産駒の集大成であり、またSS産駒同士の戦国時代の終止符を打つことになります。 私的には、この馬はシンボリルドルフに似ているのではないかと思っています。時代を卓越した強さ。国内に敵なし。そして海外遠征……。 ディープインパクトには、シンボリルドルフが成し得なかった海外G1制覇、それも世界最高峰の凱旋門賞制覇の夢が託されています。ディープインパクト 2002年生まれ 父:サンデーサイレンス,母:ウインドインハーヘア(母父:Alzao)
レース日 レース名 条件 着順 人気 騎手 斤量 コース 距離 タイム 1(2)着馬 2004.12.19 新馬 01/9 1 武豊 55 阪神 芝2000 2.03.8 (コンゴウリキシオー) 2005.01.22 若駒S OP 01/07 1 武豊 56 京都 芝2000 2.00.8 (ケイアイヘネシー) 2005.03.06 弥生賞 G2 01/10 1 武豊 56 中山 芝2000 2.02.2 (アドマイヤジャパン) 2005.04.17 皐月賞 G1 01/18 1 武豊 57 中山 芝2000 1.59.2 (シックスセンス) 2005.05.29 日本ダービー G1 01/18 1 武豊 57 東京 芝2400 2.23.3 (インティライミ) 2005.09.25 神戸新聞杯 G2 01/13 1 武豊 56 阪神 芝2000 1.58.4 (シックスセンス) 2005.10.23 菊花賞 G1 01/16 1 武豊 57 京都 芝3000 3.04.6 (アドマイヤジャパン) 2005.12.25 有馬記念 G1 02/16 1 武豊 55 中山 芝2500 2.32.0 ハーツクライ 2006.03.19 阪神大賞典 G2 01/09 1 武豊 58 阪神 芝3000 3.08.8 (トウカイトリック) 2006.04.03 天皇賞(春) G1 01/17 1 武豊 58 京都 芝3200 R3.13.4 (リンカーン) 2006.06.25 宝塚記念 G1 01/13 1 武豊 58 京都 芝2200 2.13.0 (ナリタセンチュリー)